怒らなく なるな!
こんにちは❣ 勇気と希望のアンガーマネジメント・ドクター、ひこにゃんです。今回もよろしくお願いいたします(^^)
「アンガーマネジメント」という言葉は、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の普及啓発活動もあって、少しずつ皆様にも知られるようになってきました。
とはいえ、講演やセミナーなどで「アンガーマネジメント知ってる人、手ぇ挙げて!」と呼びかけても、「ひとーり、ふたーり、はい、ありがとうございました〜」ということが多いです。まだまだ日本では耳慣れない言葉なんですよね。
そのおかげかどうか、「アンガーマネジメントやってます」と言うと、ほとんどの方が「へえ、それやると怒らなくなるんですか?」と期待通りの反応をしてくださいます。
言ったね〜
怒らなくなるって、言っちゃいましたね〜〜
アンガーマネジメント最大の決めゼリフ、言っちゃうよ〜ψ(`∇´)ψ
<怒らなく、なるな!>
意外でしょうか?
怒らなくなることは、アンガーマネジメントの目的ではありません。
正直に言いますが、怒れなくなるような技術や方法だったら、僕自身が続けられていなかったと思います。
そもそも、あなたが怒るのも、僕がイライラするのも、無理もないのです。
現代は、グローバル化と価値観の多様化が進んで、もはやどんな考え方も全面的に正しい・間違っているとは言い切れない時代になっていますよね。僕たちは毎日
「ええっ? そんなのあり?」
「な、な、何考えてんの?」
というような出来事に出くわし、その都度自分の価値観の中にある理想と現実とのギャップに戸惑います。ときにはそれが
「こんなのありえない」
「許せない」
という怒りにつながります。
とりわけ正義感が強かったり、自分の考えをしっかり持っている人ほど、この【価値観ギャップ】にさらされやすくなります。そう、僕やあなたがイライラ、ムカムカするのは、なんでもありの世の中で、正しいことを貫いていたり、自分というものをしっかり持っているからかもしれないんです。
ちなみに、正義感が強かったり、自分をしっかり持つことって、良くないことですか?
もちろん、いいことですよね!
アンガーマネジメントは、そんな僕たちの【いいところ】を無理に変えさせたりしませんし、怒ること自体を否定したりもしません。
むしろ、【自分が怒りたいこと・怒らなければいけないことは、しっかり、上手に怒る】というのが、アンガーマネジメントの真髄だったりもします。
だからこそ、正義感が強くていつもイラッ・ブチッ・ムカッときていたかつての僕みたいな人でも、無理なく続けられるんです。
(いつでも怒っちゃるけん、覚悟しとけよ~)
そんなことを思いながら楽しく続けているうちにあら不思議、「先生が怒っているところ、見たことありませんっ(((o(*゚▽゚*)o)))」なんて、言われるようになるんですよ〜。
次回からも、簡単・役立つ勇気と希望のアンガーマネジメントを、皆さんとシェアしていければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m