安眠神社初詣
【安眠神社詣】
早朝の一人初詣は、元旦に地元大阪狭山市の三都神社へ伺いました。
せっかくだし、みんなでお参りに行こう!
で、どこへ?
いつもなら、住吉さんとか大鳥神社とかが多いのですが、今年はちょっと違ったところにしてみたい。
しばし悩んで…おお、そうだ!
いろんなご利益の神社があるけれど、僕の専門の【眠り】にまつわる神様も、日本のどこかにおわすのでは?
早速検索してみると…
あった!
しかも大阪に。
その名も、【日根神社】。関西国際空港にほど近い泉佐野市、日根野の地に枕と安眠の神様が祀られているではありませんか!
泉佐野近い。
行く。
もっと近くでええやんかオーラを放射する家族を宥めすかし、一路南に向かいます。
1時間ほどで現地に到着。
ここまでの旅路で、日根神社に祀られている神様が神武天皇のご両親であり、元々は安産や子宝を願って枕を奉納していたところから転じて、安眠成就のお宮として知られるようになったことなどをリサーチ済み。
霙のぱらつく中、立派な鳥居をくぐり、歴史を感じる石橋を渡り、見事な芽の輪をくぐって、境内に入れていただきます。
程よい広さの境内。
程よい賑わい。
正解正解。
自分史上最高レベルのお賽銭をお納めし、頭の下げ方が甘いと娘に叱られながら二礼二拍手一礼して、今年の抱負を叫びます。心の中で。
そして、いよいよ一番のお目当てを頂戴しに授与所へ向かいます。
日根神社の授与所では、珍しい安眠祈願の枕守りを譲っていただけます。
ここはひとつ、専門家らしいところを見せておかねば!
「恐れ入ります。枕守り20個ください!」
業者か? みたいな巫女さんの視線を感じて、慌てて身分を名乗ります。
いや、あの、わたくし睡眠の専門クリニックの医者でして、眠れなくてお困りの患者様にお分けしようとゴニョゴニョ…
「まあ! 睡眠を専門に診てくださるお医者様がいらっしゃるのですね。ぜひたくさんお持ちください!」
にっこり微笑んで、巫女さんは大量のお守りを丁寧に包んでくださいました。
いえいえそれほどでも。安眠神社の方がレアですよ。
医院の場所をお伝えし、5月5日の枕祭りの再訪を誓って、足取りも軽やかに安眠神社詣を終えました。
気がつけば霙も上がり、青空が広がっています。
よし。
先程は心の中で叫んだ抱負を、今度は小声で誓います。
今年こそ、眠りの大切さと素晴らしさを、もっと多くの人に伝える一年にするぞ!
僕には日本で唯一の安眠の神様がついてくださっているのだから。
有難や日根神社。最高の初詣でした(^^)